手品師の裏側

手品師の裏側へ

今回、研究室の後輩のうえっちの紹介でこの記事を書かせていただく、イケメン研の馬鹿野郎こと、でんじろうです。よろしくおねがいします!(、・ω・)、ウッス!

みんな情報系らしいことを書いてる中、少し内容的に異質な記事を、そして手品師の裏側を一つ紹介してみようかなと思って書いてみました。

 

演じる手品の中で、手品師は様々な技法を使っています。そんな中でも手品のトリック・タネには関係ない、様々なトリックレスな技法がある。トリック・タネに関係ない技法だといって、侮るなかれ。

これらの技法を磨けば、あまり不思議でない手品も不思議に見え、手品の見映えがよくなり、魔法のような事を起こすことができる。手品から魔法のようなものへの昇華とも言うべきか。これができている手品師とそうでない手品師との実力の差が大きく分かれているように思う。そんな技法を一つ、紹介していきたい。(_・ω・)ノ

 


ミスディレクション (misdirection)

対象の相手の意識・判断力・視線の焦点を逸らせる技法。心理的技法。

ミスディレクションにも下記の三種類がある。

  • フィジカルミスディレクション (physical misdirection)

動作・色・形・音などで、相手の感覚器官に働きかけ、注意力を逸らすこと。

相手が外界からの情報を分析し、判断を下す段階で、注意力・思考力を間違った方向に逸らすこと。

  • タイムミスディレクション (time misdirection)

時間のズレを利用して相手の記憶を勘違いさせたり、思いこませたり、注意力・思考力を逸らすこと。

 

高木重朗著「魔法の心理学」より引用


ミスディレクションの基本

「相手に見てもらいたい箇所があるのなら、まず自分がその箇所を見る」

「相手に自分を見てもらいたいのなら、自分が相手を見る」

と、いうものがある。その一例として、下記のような一例がある。

「相手の視線を自分の顔に向けるには、相手の顔を見ながら話しかける。」

この時、大半の相手は自分の顔を見る。この刹那の瞬間に必要な技法や秘密の動作を行う時間と空間を作ることができるわけです。

 


ミスディレクションの私生活への応用

 ミスディレクションの意味は先ほど述べたように、「対象の相手の意識・判断力・視線の焦点を逸らせる技法」なわけですが、同時に「対象の相手の意識・判断力・視線の焦点を誘導・コントロールする技法」なわけです。

「相手に集中して欲しくないものから意識・判断力・視線を逸らす」技法でもあり、「相手に集中して欲しいものに意識・判断力・視線を集中させる技法」でもあるのです。

上記で述べたことはほんの一例ですが、この技法は手品だけでなく、学会のプレゼン資料や発表にも、身の回りの私生活にも、応用が利くんじゃないかなーと、普段からローリングしながら考えてるわけです。ヽ(  `Д´)ノ  (  `Д)ノ  ヽ(  )ノ  ヽ(Д´  )ノ  ヽ(`Д´  )ノ